秋の山も良いものですね、低山ですが。 [ガーデニング 園芸 高山植物 山野草]
わずかに紅葉のはじまり
埼玉と群馬の県境、1200m位の低山の頂上で撮影。
本格的な紅葉にはまだ早いようです。また、最盛期でも此処はあまり
パッとしません。有名な紅葉の名所ではない平凡な山の、かすかな
紅葉もおつなもんですが、、、。
先日、近くの山へシャクナゲとツツジの種を採りに行ってきました。
ヒカゲシャクナゲとコメツツジが狙いで、丁度良い時期でした。毎年
10月の10日前後と決めています。1200m 程の山の頂上付近に
僅かに残っていて、必要な分だけを持ち帰りました。
種の採取は自宅などの植栽のものと違って、最適な時に採取するのは
難しいです。早いと種が成熟していないし、遅いと種が飛んだ後にな
ってしまいます。一昨年などは、早過ぎて、また、早過ぎて3回も行
きました。ある年などは遅過ぎて、莢がこげ茶色に開いて空っぽの状
態でした。結構、急な山なんです。やっとたどり着いて、種がはじけ
飛んだ後には、本当にがっかりします。
ヤマツツジが好きなのですが、毎年行く同じ山のこの場所には無くて
特定の種類を目指すには、特定の山を自分で見付けなければならない
という訳になります。しかも、春に花を見定めて秋に採りに行くので
すから大変です。
家庭で種を播く位でしたら、成熟した莢を3〜5個持ち帰れば充分です。
一つの莢には小さな多数の種子が詰まってます。クシャミをすれば何
処かへ飛んでいってしまいます。また、採った種類毎に名称を記入して
冷蔵庫の野菜室(−5℃位)で保管します。採ってすぐの採り播きで
も良いのですが、管理が大変なので翌春まで待って、3月頃播く事に
なります。
「秋に種を採って翌年の春に播く」この繰り返しです。ツツジは3〜5
年で花が咲きますので、ちょっと面倒なようですが年単位の積み重ねと
考えればあまり苦になりません。去年、一昨年、その前の年に播いた種
の苗がそれぞれ生長する姿を見るだけでも楽しいものです。そして、花
が咲けば万感の喜び。
(原種高山植物栽培園)ご案内---http://www002.upp.so-net.ne.jp/aperanthum/
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