記事のまとめ---2 [種播き記事のまとめ]
楽しい「実生」のすすめ---(記事総覧)
種が手に入ったら冷蔵庫の冷蔵室(野菜室など5℃位)に播くまでの間入れて
おきます。
用意するもの: ◎種子
◎種を播く容器
◎水苔(みずごけ)
◎ふるい(細かい目の網)
◎ラベル(マジックペンで書く)
◎ジョウロ
手順としては、先ず水苔を粉砕します。
以前は篩(ふるい)を使って、水苔を手で掴みこすりつけ細かくしていました
が、今はミキサーを利用してます。(少量ならば目の細かい網で良い)
ちなみに、ミキサーはリサイクルショップ等で安く手に入ると思います。
播種床の容器は何でも良いと思いますが、稲作などで使われている浅いトレイ
が便利です。いずれ移植するので深い容器は当面必要ないと思います。移植の
時は深さ7センチ位の苗木育種用のシッカリしたトレイを使ってます。
播種床に細かくした水苔を2センチ位敷き詰めて板などで平らにします。これ
が種子の播き床というかベッドです。
これに種子を播くわけです。水苔は量販店で売ってます。最初は少し播く程度
なら小袋で充分だと思います。
細かくした水苔をバケツなどの容器に必要量入れ水を充分含ませます。そして、
播種床に均一に盛って上から板などで押し付けて水平にならします。これで播
種床は完成です。
説明不十分な点もありますから、メールいただけたら出来るだけ詳しく補足し
ます。下記ホームページを見ていただいておおよその参考になるならば幸です。
種播き:
数品種播く場合は、隣同士の品種が後で混同しやすいので是非ラベルを差して
区別しておきましょう。(小さな種はクシャミをしても何処かへ飛んで行って
しまいますし、水やりの時に種が流れて行方不明になってしまいます。)
品種別に爪楊枝などを水苔に差して仕切をしておきます。
種を播いて、環境条件にもよりますが約1ヶ月位で発芽します。
最初は、比較的、耐暑性のある丈夫と言われる種類を播いてみましょう。
お気に入りの品種があれば連絡ください。
「なんだか訳が判らないので適当なものを」と言うのであれば当方で選んでお
送りすることもできます。連絡下さい。
今、我家では2月に播いた種が順次芽を出して春の陽光を浴びています。
少し陽射しが強いので、トレイの上に黒い網を被せて光量をコントロールして
います。
高山植物のマメ科のレブンソウ、ツツジ科のコメツツジが芽を出し双葉から本
葉に変化しはじめてるものも有って毎日見るのが楽しみです。
昨年播いた原種アヤメは5、6株ありますが、植え替えた鉢で着実に成長して
います。この種子は、図書館の高山植物の本の中から見つけて欲しくなり学名
を基に海外の種を扱う園芸会社から手に入れたものです。
種子は、どんな品種でも全部ラテン語表記になっており世界共通、どこでも学
名(ラテン語)で調べれば通じます。
何処にでも有る、極簡単に手に入るものよりもやっと手に入れて播いた植物に
妙味を感じます。枯れてもいい、育てるのが面白い。
難物と言われている品種に敢て挑戦しています。うまく育ったときの喜びはひ
としおです。
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